GKを知ろう!
今シーズンからJ1ではVARの運用が始まり、より注目度の高いシーズンになっています。そんな今シーズンですが、サッカーにおいて唯一“手”が使えるポジション“GK”について、ここでは着目して話していきたいと思います。
今日、日本におけるGKへの理解度や地位は決して高いとは言えず、残念ながら花形ポジションではありません。しかし、ただそれを悲観するのではなく、私たちGK経験者やGKコーチが面白さ・楽しさを伝えなければいけません。いずれ日本がGK大国になるためには、皆さんのGKへの理解と厳しい目が必要になっていきます。
見て楽しもう!
数年前に比べて、SNSや動画サイトの普及によりGKのスーパープレー集を観る機会が増えているのではないでしょうか。実際、選手の名前で検索をすれば数秒でいくつかの動画が出てくるはずです。そのような動画を観る時に注意してほしいことがあります。
「本当にナイスキーパーなのか?」
日本では、GKが派手なダイブでセーブすることが素晴らしいプレーだと認識されています。しかし、その裏にはポジションのズレであったり、キャッチできるのに弾いてしまっていたりとミスが隠れていることがあるのです。GKの技術的なプレーの基本はキャッチすることです。キャッチすれば相手の攻撃はそこで終わり、自分たちの攻撃に繋げることができます。それを簡単に弾いてしまえば2,3次攻撃を受け、相手のチャンスを増やしてしまいます。
たとえミスが起きた中でも、結果シュートを止めることができればそれは悪いことではありません。
しかし、それでは本当に良いGKが育つ環境になることはないでしょう。難しいシュートにも足を運びほとんど倒れずプレーできること、鋭いシュートを難なくキャッチできることのように、難しいことを簡単にやってのけることに対して評価される、拍手が送られる環境が本当に良いGKが育つことに繋がっていくでしょう。
そのような評価を得られるとGKからみても嬉しいことですし、ちゃんと見られていると実感できます。
得点を奪い合い、奪われまいとプレーしていくサッカーにおいてGKというポジションはそこに大きく関わっています。勝敗を左右するポジションといっても過言ではありません。
それがGKの面白いところであり、見どころの一つになります。そのGKの観方が少しでも変われば、よりサッカーを深く楽しく観ることができるのではないでしょうか。
世界中で猛威を振るっている某ウイルスの影響でJリーグは中断期間に入っています。国外でもほとんどのリーグが中断しています。サッカー界やスポーツ界にとってさみしい日々が続いています。ですが、再開されるその時まで各々でできる対策をしつつ楽しみに待ちましょう。
(無断転載禁止)
GKコーチ安藤
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